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この記事をご覧になって頂いている方の中でも、現在CBDを日常的に使用している方も多くいらっしゃると思います。CBD製品を購入、使用された方々の中には、「使ってみたけど効果がない、感じない、なぜ私には効果がないの?CBDに効果なんてあるの?」こういった疑問・悩みを持つ方がおられるかと思います。
もしあなたが、CBDを使用し効果が無かった場合、それはあなただけの事ではありません。
今回は「CBDを使用したのに全く効果を感じられない、得られなかった」という方に対して、CBDを諦める前に見直すべき5つのポイントをご紹介致します!
CBD(カンナビジオール)とは
CBD(カンナビジオール、英:Cannabidiol)とは、植物の大麻で生成されるカンナビノイドと呼ばれる成分の一つです。大麻由来の成分と聞くと「麻薬」を連想されるかもしれませんが、CBDは
「陶酔」や「ハイになる」といった症状を引き起こさない成分です。また、WHO(世界保健機関)でも安全性と一定の効果、効能があることが報告されています。
医療、美容、健康といった幅広い分野での効果が期待されており、アメリカ・ヨーロッパを中心に効果を利用した数多くのCBD製品が販売されています。
アメリカでは大麻由来の成分(CBD)を利用した医薬品として初めて「エピディオレックス(Epidiolex®)」が、国から認可され、難治性のてんかん治療薬として処方されています。
CBDの効果
CBDの人への効果や効能、どのように身体に作用するのかについては、世界各国でさまざまな研究や臨床試験が、現在も行われています。
CBDの効果は医療、美容、健康と幅広く、また、植物由来であることから、副作用が少ないことも注目される理由です。
下記はCBDの効果、効能として期待されている一部と関連する疾患になります。
- 抗不安
全般性不安障害(GAD)、社会不安障害(SAD)、心的外傷後ストレス障害(PTSD)など - 抗菌
- 抗酸化作用
- 抗炎症作用
多発性硬化症、関節リウマチ、大腸炎、肝炎など - 骨組成の促進
- 発作とけいれん
ドラべ症候群、レノックスガストー症候群などの難治性てんかん - 血糖値の低下
- 食欲抑制
肥満など - 免疫抑制
関節リウマチ、重症筋無力症、全身性エリテマトーデス、クローン病、潰瘍性大腸炎など - 神経保護作用
アルツハイマー病、パーキンソン病、筋萎縮性側索硬化症など - がんの成長を阻害する
- 疼痛緩和
関節炎、多発性硬化症、片頭痛など - 血管弛緩作用
- 悪心、嘔吐の減少
がんの化学治療やエイズ治療の副作用の緩和 - 皮膚病
乾癬、アトピー性皮膚炎、ニキビなど
これらの効果効能は、抗けいれん(てんかん)のように実際に研究により実証されているものもあります。しかし、その多くが海外の初期段階での研究、使用者や患者が実際の体験談的に報告される事例証拠であり、あくまでもCBDの効果としての可能性を示唆され、期待されているものです。
大麻自体がアメリカや各国も最近になって合法化されたこともあり、研究がまだまだ行われているところです。
CBDを諦める前に見直して欲しい5つのポイント!!
ポイント① 購入したCBD製品は本当に正しいものか?
CBD製品の中には、粗悪品や偽物、誇大広告をおこなっているものがあります。情報に踊らされず、正確な知識のもと正しいCBD製品を購入することが重要です。
あなたが使用しているCBD製品は本物でしょうか?CBDが入っていない偽物や粗悪品を買っていませんか?
あなたにCBDの効果がない理由は、偽物や粗悪品、使っている可能性や自分にあった製品を選べていなことが原因かもしれません。
ある調査ではアメリカ人の7%の人がCBD製品を使用しているとの報告もあり、アメリカではもはや定番と言われるぐらいのCBD製品。ここ数年で日本でも日に日にCBDに対する関心が高まっており、以前よりも多くの種類、ブランドのCBD製品が、オンライン又は店頭で手に入るようになりました。
しかし、海外サイトやオンラインでの購入が容易になったぶん、偽物、粗悪品も多く出回っています。CBDが入ってなかったり、CBD製品かと思ったら違った!なんてことになるともちろん効果は表れません。。。
下記がCBD製品購入時に最低限チェックすべき点です!
- どこのメーカーのものか?
どこのメーカーというものは普通調べて買うと思いますが、もし調べてなかったらそのメーカーの事を少しでも調べましょう。サイトを見るだけでも全然違います。サイトが無いなんてものは偽物と疑いましょう。 - 誰 or どこの会社が輸入しているか ?
日本の正規代理店であれば、比較的信頼性が高いです。しかし、個人輸入や、海外からの直接発送の場合は注意が必要です。法律に抵触しているものや偽物の可能性があります。 - CBDの配合量と濃度
CBDは一般的に表示には「㎎」単位で含有量、同じく濃度が「%」で記載されているはずです。これらの記載がなければ偽物と疑った方が良いでしょう。 - CBD製品かどうか
ヘンプエキスやヘンプシードエキスなどの記載の場合は注意が必要です。ヘンプエキスの場合はまだCBDが含有されている可能性がありますが、ヘンプシードの場合は高確率でCBDが含有されていません。上記の含有量と合わせてチェックしましょう。
CBD製品を購入する簡単なアドバイスとしては、海外大手ブランドの製品を、日本の正規代理店から購入するというものです。全く右も左もわかりませんと言う方にはお勧めです。
ポイント② CBDの摂取を習慣化、記録、最適摂取量を見つける
CBDは継続して使用することが重要であり、CBDの摂取を習慣化、摂取に関する記録を行い、自身にあった適量を見つけることが重要です。
CBD摂取を忘れた!昨日CBD摂取したっけ?どれぐらい??といった事はありませんか?
あなたにCBDの効果がない理由は、習慣化できていないことが原因かもしれません。
CBDは継続して利用することが重要です。一週間に一回、3日間に一回、朝だけといったように効果が感じられない、あなたの最適な摂取量がわからないうちは特に習慣化することが重要です
CBDには薬のようにこの用量を摂取すれば良いというような万人に対応できる「一般的な摂取量」は残念ながら今のところありません。一般的な摂取量が決まっていない大きな理由としては、CBDが身体に作用する仕組みで重要となる「エンドカンナビノイドシステム(ECS)」や代謝によっても個人差があり、個々人がCBDに期待する効果、体重、環境、摂取方法などのさまざまな要因に依存するためです。
下記の点を取り入れることはCBDの摂取において非常に重要です。
- 習慣化させる CBDは毎日摂取することにより、CBDが体内に維持され、それによりCBDへの反応が高まるとも言われています。そういった恩恵を得るためにも、毎日忘れず摂取できるように習慣化する仕組みを作る事をお勧めします。ベッドの横に置いておく、顔を洗う洗面台に置いておくなどもいいかもしれません。
- 摂取に関する記録をつける CBDの摂取に関する記録をメモや日記につけましょう。具体的には、1回の摂取量、1日の摂取回数、摂取した時間、摂取後どのような変化があったという事を続けて記録することです。下記の摂取量を見つける時にも役立ってきます。
- 自分にあった摂取量を見つける CBDの効果を得る近道は自身の適量を見つけることです。CBDは多く摂取すればするほど効果が強くなるというものではありません。あなたにあった最適な摂取量を見つければ、CBDの恩恵を最大限に受けることができます。
※CBDの摂取量について詳しくはこちらの記事を合わせてお読みください。
ポイント③ もっと時間が必要かも。。。継続したCBD摂取
摂取したけど、直ぐに効かない!1日使ったけど全く感じないといった!といった事はありませんか?
あなたにCBDの効果がない理由は、三日坊主や、短期的な効果を求めているのが原因かもしれません。
CBDの製品の広告の中には、使用後直ちに慢性的な痛みがとれ、ストレスも吹っ飛んだ!というようなものがあるかも知れません。しかし、使用してみたものの、摂取直後に何も起こらなかった、感じなかった。このような経験をしたのはあなただけではなく、他にもこういった期待をもってCBDを購入したのに使用を諦めたという方も多いと思います。
中にはすぐに効果を得られる感じられる人もいますが、個人差があり、定期的な摂取と時間を必要としている場合もあります。
実際に多くのCBD利用者が数週間、数カ月といった期間の後に違いを感じることも報告されており、CBDの効果を得ようと思うと、ロキソニンのような即効性がある痛み止めとは違うという事は理解しておかないといけません。
全てのポイントを見直し、数カ月の使用の後に効果が現れない様であれば諦める方が良いかもいしれません。。。。。
ポイント④ CBDの摂取方法を変えてみる
今どのような方法でCBDを摂取されていますか?舌下摂取?Vape?エディブル?
あなたにCBDの効果がない理由は、正しい摂取ができていない又は現在使用している摂取方法があなたに合っていないのが原因かもしれません。
今日本で入手できる製品では舌下にCBDオイルを垂らし摂取する「舌下摂取」、グミやサプリメントカプセルとして摂取する「経口摂取」、化粧水やクリームなどを皮膚へ塗布する「経皮吸収や皮膚摂取」、ベイプと呼ばれる機器を使用し吸引する「蒸気摂取」等の摂取方法があります。
CBDオイルを舌下摂取の場合は、舌下にオイルを90秒程度留めておく必要があります。またグミ等経口摂取の場合は効果を感じるまでに比較的時間がかかるなど、正しい摂取方法や各摂取方法による違いを理解して置くことが重要です。
摂取方法によって、CBDの摂取効率の違い、効果が現れる時間、持続時間などが違うため、摂取方法によっては効果が感じにくいといった事があるかもしれません。
オイルでの舌下摂取や、喫煙の経験のない方がベイプを使用しての「蒸気摂取」等は抵抗があるという人もいますが、自身の使用している摂取方法では時には、効果がない、効果が薄いと感じるようであれば他の摂取方法を試してみることも選択肢に入れてみてはどうでしょうか。
※CBDの摂取方法について詳しくはこちらの記事を合わせてお読みください。
ポイント⑤ 私にはやはり効果がない。。。。。
CBDが万能薬、特効薬ではないという事を理解しておくことが重要です。
全てのポイントを見直したがCBDが効かない、感じられない。。。。。
あなたにCBDの効果がない理由は、CBDに効果がないのかもしれません。。。。
ご紹介したすべてのポイントを押さえて摂取したにも関わらず未だにCBDの効果が全く出ていない、感じられないという方も中にはいるかもしれません。
CBDは広く知られるようにはなってきていますが、大麻由来の成分である為、近年までアメリカや各国でも大麻自体が違法だったこともあり、科学的な実験や研究がまだまだ進行している段階の成分です。歴史的には人とのかかわりが長い為、科学的ではなく、実際に使用している消費者の実体験などの報告による効果等が多数報告されています。
これからの数年でその研究が進み、そのまさかの結果CBDには全く効果がありません!というような結果になる可能性もないとは言い切れません。(流石に全く効果がないという結果にはならないと思いますが)
そこで理解しておかなくてはいけないことは、CBDはどのような症状にでも、誰にでも効く万能薬や特効薬といったものではないという事です。
もし、いくらCBD試しても効果がないと感じる場合は他のものを試す方が良いかもしれません。。。。
まとめ
今回はCBDを諦める前に見直す5つのポイントを紹介しました!CBDには多くの効果がきたされていますが、情報だけに踊らされず、正しい知識をもとに使用することが重要です。また決してCBDも万能薬ではないという認識が重要です。
また効果がないかもしれないとは書きましたが、世界中での広まりや研究を見る限りでは、大いにその潜在的な効果には期待することができ、今後もっと研究が進めば、大麻と同じくもっと多くの医療への応用や高品質な製品、明確な摂取量や新たな摂取方法などが解明されていくことになるでしょう。
この記事が少しでも皆さんの正しい知識を得るお手伝いなれれば幸いです。
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